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契約社員から正社員になれない5つの原因と対処法を詳しく解説!

契約社員 正社員なれない
契約社員から正社員になりたいのになれない、または、これから正社員登用制度のある会社で契約社員として働こうと考えている方が不安に感じているのが「契約社員から正社員になれないのではないか」ということではないでしょうか?

いわゆる「契約社員の5年ルール」という決まりがありますが、5年ルールがあるからと言って確実に正社員になれるわけではないため、注意が必要です。

この記事では、契約社員から正社員になれない原因と対処法などについて詳しく解説していきます。

どうしても正社員として働きたいという方や契約社員という働き方に疑問や不安を感じている方はぜひ記事を参考にしてみてください。

5年ルールで確実に正社員になれるわけではない

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2012年に改正された労働契約法では、契約社員の場合でも通算5年を超えて同じ会社で仕事をしていれば、本人が希望することで有期契約から無期契約とすることができるようになりました。これが5年ルールと呼ばれるものです。

自動的に契約内容が変更となるわけではないため自分から申し出る必要があるものの、契約期間を気にすることなく働けるようになるのは嬉しいことですよね。

しかし、5年ルールによって「正社員になれるのか」と言うと、そうではありません。契約期間が無期契約となるだけで、待遇まで正社員と同じになるとは限らないため、注意が必要です。

正社員と同じ待遇で働きたい場合には会社に相談し、了承を得る必要があります。

契約社員から正社員になれない人の割合

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厚生労働省が発表した「正規雇用へ転換した方の特徴と影響」によれば、2016年に非正規雇用で、2017年に正規雇用となった人の割合は下記の通りです。
  • 男性の全年代平均…9.2%
  • 女性の全年代平均…3.4%
正規雇用となった人の比率は34歳という若い人のほうが高くなり、男性の場合は29.5%、女性の場合は14.4%という結果となりました。

若い人でも正社員となれたのは30%未満であるため、正社員となれない人の数は多いということがわかります。

また、年齢が高くなるにつれて契約社員から正社員となる人の割合は低くなっていくため、若いうちに取り組むことが大切です。

契約社員から正社員になれない5つの原因

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契約社員から正社員になるのは簡単なことではありませんが、中には正社員となっている人もいます。

では「正社員になりたい」と思っているにもかかわらず、正社員となることができない原因はどこにあるのでしょうか?考えられる原因について、詳しく解説していきます。

スキル不足

契約社員と正社員では、契約期間が決まっていないということだけではなく、待遇にも違いがあります。契約社員は企業にとっては「正社員よりも低いコストで雇うことができる」存在であるため、できることなら契約社員のままにしておきたいというのが正直なところでしょう。

スキルや知識、経験が豊富で、今後も長く自社で活躍してくれると考えられる人材であれば正社員登用も期待することができますが、企業が求めるスキルを持っていない場合は正社員として雇うメリットがないため、正社員登用は難しくなります。

一般的に契約社員や派遣社員は基礎的な仕事を任されることが多く、正社員のように重要な仕事を任されることは少ないようです。そのため、なかなかスキルを磨くことができないということも原因といえます。

将来性を感じてもらえていない

スキルや経験があるのにもかかわらず、正社員になることができないという方は企業に「将来性を感じてもらえていない」可能性があります。

企業は長く働いてくれる人を求めていますが、それだけではなく「会社に貢献してくれる人」であることが重要です。企業には毎年新しい人材が入社してくるため、今持っているスキルに甘んじることなく、先を見据えておくことが大切です。

優秀な人材であってもやる気が感じられず、意欲的ではないと評価されてしまえばそれは大きなマイナスポイントとなるでしょう。向上心があり、将来的に会社に大きなプラスをもたらしてくれる人材を正社員にする傾向がある企業もいくつもあります。

社会人としてのマナーが身についていない

正社員と契約社員では任される仕事内容にも違いがあり、一般的に正社員のほうが重要な仕事や他社を含めたプロジェクトなどを任されることになるため、契約社員のときよりも背負う責任は多くなります。

言葉遣いや身だしなみ、ふるまいなど、社会人して身についていて当たり前のマナーが身についていない人材に重要な仕事を任せたいとは思えませんよね。

仕事ぶりがなかなか評価されないという方は、自分のマナーやふるまいについて振り返ってみてもいいかもしれません。

周囲とのコミュニケーション不足

正社員として会社に勤めて働くということは、その組織の一員となるということです。一人で仕事をしているのではなく、チームで仕事をしているわけですから、周囲と協力し合わなければなりません。

いくら優秀でも、自己中心的で周りを振り回すような人であれば「正社員として雇いたい」と思ってもらうことは難しくなります。

コミュニケーション能力は組織で働くうえではとても重要なことです。もしも正社員として雇うのであれば、協調性がなくなかなかチームに馴染めない人よりも、すぐに打ち解けてスムーズな連携で仕事をこなしていける人のほうがいいですよね。

契約社員として仕事をしている方の中には、協力して進める仕事よりも、一人で黙々と進めることができる仕事を任されることのほうが多いという方もいらっしゃるかもしれませんが、周囲とコミュニケーションを取るようにし、信頼関係を築いていけるように工夫してみるといいでしょう。

積極的な行動ができていない

正社員になりたいと思っている人は多くいます。そのため、自分からどんどん行動を起こしていくことも大切です。

誰かの指示を待ってぼんやりしている人と、自分からやるべき仕事を見つけ出す人では、当然後者のほうが将来性があると考えられますよね。

言われた仕事をこなすことももちろん大切ですが、それだけであれば、企業としては正社員にするメリットが感じられません。

課題や問題を解決するためのアイディアを出したり、業務効率化の方法を提案してみたり、仕事に対して積極的な姿勢を見せるようにしましょう。

契約社員から正社員になれないときの対処法

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どうして契約社員から正社員になれないのか、その原因について知ったところで、ここからは対処法を見ていきましょう。

自己分析をおこなう

何度も選考を受けていたり、長く働いているのに契約社員から正社員になれないという場合は、自己分析をして自分を見つめ直してみましょう。

ほかの人が正社員になっているのにもかかわらず自分は正社員になれないという場合、何か原因があるはずです。その原因を見つけ出す作業が自己分析です。

自分の市場価値や適性、強み、企業が自分を正社員として採用するメリットなどを客観的に見て冷静な分析をおこなうことで、「自分に足りない部分」「正社員になるためにアピールしなければいけないポイント」などを見つけ、次につなげましょう。

転職エージェントに相談する

同じ職場で長く働き続けているのになかなか正社員になれない、これからも正社員になれる見込みがあるようには思えないという場合、思い切って転職してみるという選択肢もあります。

契約社員として今までやってきた経験や身につけたスキル・知識を活かすことができる職場がきっと見つかるはずです。契約社員からの正社員登用ではなく、正社員の求人に応募すれば、最初から正社員としてスタートを切ることができます。

とはいえ、就職活動や転職活動には不安もつきものですよね。そんなときは、就職・転職のプロである転職エージェントに相談するのがおすすめです。

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まとめ

契約社員から正社員になれない原因や対処法についてご紹介いたしましたが参考になりましたか?

契約社員から正社員になる人の割合は若い人のほうが多いため、早めの行動が大切です。また、今の職場では正社員になれる可能性が低いと考えられる場合には転職することも選択肢として考えられるため、広い視野を持って、自分の将来について考えてみましょう。

転職のこと、将来のことなど、相談できる相手がいないという場合には転職エージェントに相談するのもおすすめです。ぜひ、あなたなりの方法で自分の理想とする働き方を実現してみてください。

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