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完全週休二日制とは?メリット・デメリットと週休二日制との違いを解説

完全週休二日制 メリット
仕事を探して就職活動や転職活動を行っている方が気になる労働条件。いくら希望する仕事に就くことができたとしても、休みが少なくなかなか自分のプライベートの時間が取れないとつらいですよね。

サービス残業や休日出勤など、ブラック企業が社会問題になりましたが、近年では多くの企業が休日や有給など待遇の改善に積極的に取り組んでいます。

仕事でパフォーマンスを発揮するためにも、しっかり休日やプライベートの時間を確保してリフレッシュすることが大切です。

入社してから「こんなに休みが少ないと思っていなかった」と後悔してしまうことのないよう、あらかじめ休みについてもしっかり調べたうえで就職活動・転職活動を進めていきましょう。

そこでこの記事では、完全週休二日制と、よく比較される週休二日制についてそれぞれ解説し、また、メリット・デメリットなどもご紹介しますので、自分の望む働き方に合うかどうか考えながら記事をチェックしてみてください。

完全週休二日制と週休二日制の違い

完全週休二日制 メリット
休みが少なくてもいいからとにかく好きな職場でバリバリ仕事をしたいという方もいれば、休みは絶対にしっかり取りたいという方もいらっしゃいますよね。

社会に出てからその人がどのようにして働きたいかは人それぞれ大きく異なります。新卒で希望した企業に入社したものの、働いてみると激務でなかなか休みを取ることができず、転職を考えるケースもあるようです。

しっかりと休日を確保し、仕事もプライベートも充実させていきたいと考えているのであれば、休日についてよく知っておく必要があります。

就職活動・転職活動でミスマッチが起きてしまわないためにも詳しく知っておきましょう。

完全週休二日制とは?

言葉にすると似ていますが、完全週休二日制と週休二日制では、働き続けるうえで大きな違いがあります。

1週間のうちに必ず2日間の休みを取れる働き方のことを完全週休二日制といいます。どの週も必ず2日間の休日をとることができるため、勤務日数は週5日となります。

完全週休二日制も週休二日制も、法律で決まっているものではなく、企業の慣行の中で生まれてきた言葉です。労働基準法第32条では原則として1週間の労働時間が40時間までと定められており、毎日8時間働くとすると5日間で上限となります。そこで、残り2日を休日としている企業が多いようです。

完全週休二日制を導入しなくても法律に違反することはありませんが、近年は働き方改革、ワークライフバランスが推進されているため完全週休二日制を選ぶ企業が増加してきています。

そのため、完全週休二日制の会社で働きたいと考えている方にとっては仕事を探しやすい環境になってきているのではないでしょうか。

週休二日制とは?

1週間に必ず二日間の休みがある完全週休二日制とはその内容は大きく異なっています。

1週間に2日間の休日がある週が最低でも月に1回以上あり、それ以外は週に1日以上休みがあるという働き方を週休二日制といいます。

完全週休二日制を採用している企業であれば、4週間あればそのうち8日は必ず休日になりますが、週休二日制の場合は4週間のうちの休みが5日のみになることもあるということです。

完全週休二日制のメリット

完全週休二日制 メリット
モチベーションを保って仕事を続けるためにはしっかり休日を取ることも大切です。ここからは完全週休二日制の具体的なメリットについてご紹介していきますので、自分の望む働き方とマッチするのかどうかなど、詳しく想像しながら読んでみてください。

プライベートの時間をしっかり確保できる

週休二日制の場合、週によって休日数はバラバラになります。休みを1日しか取ることができない週が出てくる可能性も大いに考えられます。

週に6日仕事をすれば疲れも溜まっているでしょうし、1日ある休日は体をしっかり休ませることがまず一番大切なことになります。そのため、どこかに旅行する計画を立てたり、遠出をしたりという計画はなかなか立てるのが難しくなることが予想できます。

毎週必ず2日間の休みがあれば1日は仕事の疲れを取るために体を休ませるとして、もう1日は遠出や旅行の計画、勉強、外出、家族や友人との時間など、自分の好きなように時間を使うことができます。

1日思いっきり遊び回っても、もう1日はゆっくりできると思うと安心ですし、プライベートの時間もリラックスしてのびのび楽しむことができますよね。

週休二日制と違って週によって1日休みか2日休みか変化する心配がないことも嬉しいポイントです。旅行が好きな人は旅行の計画も立てやすくなるでしょう。

また、完全週休二日制は週休二日制よりも年間の休みが多い傾向にあります。

「年間の休日数は120日ほどあるといい」という声も多いですが、完全週休二日制の場合は祝日を含めて計算すれば年間120日ほどの休日数になるため、仕事もプライベートも充実させることができるでしょう。

ゆっくり休んでリフレッシュできる

ワークライフバランスを実現しやすいというのもメリットの一つです。週に2日間は必ず休むことができると決まっているため、仕事で溜まった疲れをリフレッシュさせ、さらに自分の時間も作ることができます。

休みが少ない、長時間労働が多い、有給をなかなか取得できないなどの場合、仕事の疲れはどんどん蓄積し続ける一方になります。そうなると、たとえ自分が望んだ仕事だとしても働き続けることがつらくなってしまうかもしれません。

仕事と生活のバランスを保ち、心も体も健康に働き続けるためには休日も大切です。

周囲と休みが合わせやすい

完全週休二日制と言っても必ず土日が休みというわけではありませんが、土日固定で休みにしている企業に入社した場合、家族や友達と予定を合わせやすいのもメリットです。

保育園や幼稚園、小学校など子供の学校行事や地域で行われる行事は土日に行われることも多いため、土日で休むことができれば家族との時間も大切にすることができるでしょう。

完全週休二日制のデメリット

完全週休二日制 メリット
デメリットといえるほど大きなものではありませんが、完全週休二日制にもデメリットはあります。

役所や銀行が営業していない

役所や銀行は土日は休みになり、営業していません。

市役所でもらわないといけない書類がある場合、市役所の営業時間である夕方の時間帯までに足を運ばなければいけないため、不便に感じることもあるでしょう。

どこも混雑していることが多い

土日休みの人は多いため、どこも混雑していることが多くなります。

賑やかな雰囲気が好きな人は苦にならないかもしれませんが、のんびりと休日を過ごしたい人は少し不便に感じることもあるかもしれません。

完全週休二日制の仕事を探すときのポイント

完全週休二日制 メリット
ここからは「完全週休二日制の仕事に就きたい!」と考えている方のために、仕事を探すときのポイントについてご紹介していきます。

年間休日をチェックする

休日について考えるときは、年間休日についてもチェックするようにしましょう。

企業によっては求人情報に年間休日が書かれていることもありますので、1年間を通しての休日数はどのくらいであるか、あらかじめ確認しましょう。完全週休二日制を採用している企業でも、祝日を休みではなく出勤にしていればその分休みは少なくなります。

この場合、年末年始やゴールデンウィークなどの大型連休の計画の立て方や過ごし方にも影響することが考えられるため、しっかり確認しておきましょう。

休日の曜日を確認しておく

何曜日を休みに設定しているかは企業によって違いがあるため、応募する前に調べておくといいでしょう。
  • 完全週休二日制(土曜日・日曜日)
  • 完全週休二日制(日曜日・月曜日)
  • 完全週休二日制(日曜日・他1日)
  • 完全週休二日制(水曜日・日曜日)
  • 完全週休二日制(シフトによって変わる)
土曜日と日曜日など、連続して休めることもあれば、週の途中に1日、週末に1日などバラバラに設定されていることもあります。

できれば自分の希望する曜日で休めるのが一番かとは思いますが、あまりにも細かく条件を決めてしまうとその分条件に合う求人を見つけ出すことが難しくなってしまうため、注意が必要です。

まとめ

1週間のうちに必ず2日間の休みがあるというのは、仕事だけでなくプライベートも大切にしたいという方にとっては大切な条件ですよね。

ワークライフバランスを大切にしたいという方は完全週休二日制の仕事を選ぶようにするといいかもしれません。

「休日など労働条件の交渉をしたいがどうすればいいかわからない」「自分に合う仕事がわからない」など、就職活動や転職活動に悩んでいる方はぜひ一度転職エージェントにご相談ください。

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