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ホワイト企業なのにうつ病になるのはなぜ?つらくなる原因と対処法

ホワイト企業 うつ なぜ
ホワイト企業というと、快適に働くための環境が整っており、誰でも楽しく仕事ができるというイメージがあるかもしれません。

しかしながら、ホワイト企業に勤めていたとしても、つらくなったり、うつ状態やうつ病になってしまう人も実は少なくありません。

まず最初にお伝えすると、ホワイト企業でもつらいと感じるのはおかしいことではありません。

この記事ではホワイト企業でもつらさを感じる原因と、そのつらさへの対処法についてご紹介していきます。今現在、仕事につらさを感じているという人は参考にしてみてください。

ホワイト企業でもつらさを感じている人は多い

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流行語大賞に選ばれるなど、話題になった「ブラック企業」という言葉。

ブラック企業という言葉に具体的な定義はありませんが、「手当や残業代が出ないなどの違法労働」「パワハラや長時間労働の常態化」「社員が使い捨て状態になっている」の3つが一般的なブラック企業の定義だと言われています。

そんなブラック企業とは反対に、従業員が快適に仕事をするための環境(待遇や労働環境、福利厚生)が整えられている企業のこと「ホワイト企業」と言います。

「環境に恵まれていればうつになるはずがない…」そんな風に思うかもしれませんが、実はホワイト企業に勤めていてもつらさを感じてしまったり、うつになってしまう人は少なくありません。

では一体どうしてホワイト企業なのにつらいと感じてしまうのでしょうか?以下で詳しく解説していきます。

ホワイト企業でもつらさを感じる5つの原因

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ブラック企業とホワイト企業を選べるとしたら、間違いなくホワイト企業を選びますよね。ブラック企業よりもホワイト企業の方が良いということは間違いありませんが、ホワイト企業だからといってつらいことがない訳ではありません。

ここからはホワイト企業でもつらさを感じてしまう原因について解説していきます。

今現在でつらさを感じている方は、チェックしてみて、なぜつらさを感じているのかを考えてみましょう。

人間関係

オーストリア出身の精神科医で心理学者のアルフレッド・アドラーが提唱するアドラー心理学では、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と考えられています。

それほど、人間関係とは大きなものなのです。

ブラック企業もホワイト企業も関係なく、人間関係のストレスはどんな場所にもつきもの。

会社自体はホワイト企業だとしても、上司や同僚と上手く行かなかったり、いじめがあったり、馬鹿にされるのがつらいなど、苦痛を感じる人もいます。

人間関係のストレスというのは非常に大きなものです。いくらホワイト企業で待遇がよいとしても、人間関係でストレスを感じる瞬間が多ければつらくなるのも無理はないでしょう。

正当な評価を受けられない

仕事を頑張って結果も出しているのに正当な評価を受けることができず、自信を失ってしまったり、不満を抱え苦労している方も多いのではないでしょうか。

年功序列・派閥・コネなどが昇格や昇給、出世の評価に影響しているという企業も中には存在します。

仕事の結果よりごますりの上手さで評価されるのは納得できませんよね。自分よりも仕事をしていない、結果を出していない人が出世し、自分はいつまでも評価されない…そんな不満も大きなストレスとなります。

仕事で追い込まれる・残業が多い

ひとくくりにホワイト企業といってもさまざまな企業があり、残業がない企業もあれば残業が多い企業もあります。

残業のないホワイト企業の場合、限られた時間内で仕事を終わらせる必要が出てきます。しかし、いつも時間通りに行くとは限りませんよね。

決められた納期までに仕事を完了させないといけないのに残業ができない。かといって、残業ができないから仕事が終わらなかったという言い訳は通用しない。このように、残業ができないことで仕事に追い込まれてしまうケースも多いようです。

一方、残業のあるホワイト企業の場合。残業代は払われるものの、「そもそも残業をしたくない」という人もいるのではないでしょうか?

これはその人の働き方や価値観にも左右されますが、「仕事はほどほどに行ってプライベートの時間を大切にしたい」という人からすれば、たとえ残業代が出たとしても残業することは苦痛なものなのです。

仕事が暇すぎる

忙しすぎても疲れてしまいますが、暇すぎても疲れてしまいますよね。忙しいことのメリットは、時間が経つのが早く感じるということです。

仕事がなくて暇な状態が続けば時間が過ぎるのも遅く感じますし、仕事に対するやりがいも感じにくくなってしまいます。自分が本当に成長できているのかわからなくなり、悩んでしまうというケースも。

仕事がつまらない、やりたいことと違う

楽しい仕事、自分がやりたい仕事、自分に合っている仕事であればちょっとくらい大変でも率先してやっていきたいという気持ちが生まれるもの。

しかし、「仕事がつまらない」「自分のやりたいことと違う」と感じていると、それは大きなストレスにつながります。これは特に若い人たちが感じているストレスのようです。

厚生労働省が行った「平成30年雇用動向調査結果の概況」によれば、仕事を辞めた理由の一つに「仕事の内容に興味が持てなかった」を選択したのは若い世代が多いということが分かります。

配属が希望通りにいかなかった、自分で想像していた仕事とのギャップが大きかったなどさまざまな理由が考えられます。

ホワイト企業でうつ状態やつらくなってしまった時の対処法

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今、仕事でつらさを感じているなら、つらいことは「甘え」ではないと理解することから始めましょう。

誰かに何か言われたとしても、それはその人の感じ方であって、あなたの感じ方とはまったく違うものです。

人間関係、仕事内容、プレッシャー、やりがい、残業、働き方…どれをどれだけストレスに感じるかは、人によって大きく異なります。

自分を責めたからといって解決する問題ではないので、一旦冷静になって対処法やこれからのことを考えてみましょう。

休職する

ストレスを感じているものの、何かしらの理由からその企業に勤めていたい、やめたくないと考えているのであれば、休職するという方法もあります。

休んでリフレッシュしたり、自分を見つめ直せば、また違う考え方ができるようになるかもしれません。

仕事に復帰するか、それとも思い切って転職先を探すか。休んでいる期間に今後の仕事のことをゆっくり考えてみるといいでしょう。

転職エージェントに相談する

休職して少し休んでから復帰してみたものの、それでもどうしても仕事がつらい、自分に合わない気がする。そんな時は転職を考えてみてもいいかもしれません。

誰しも自分の好きなことや、自分に合っていることは時間を気にせずやり続けられるものです。それでもつらいと感じてしまうのは、今の仕事内容や職場が自分に合っていない可能性があります。

「好きだからその仕事を選んだものの、やってみたら実は自分には合わなかった、向いていなかった」など、人それぞれ様々なケースがあるため一概には言えませんが、この先も本当にその仕事を続けていきたいと思えるか、一度考えてみましょう。

「転職をしたいけどどうすればいいのかわからない」「自分にどんな仕事が向いているのかわからない」「これからの将来に漠然とした不安がある」そんな方は、一度転職エージェントに相談してみるのもおすすめです。

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まとめ

ホワイト企業に勤めているのになぜつらいと感じたり、うつになってしまうのか…そんな風に自分を責めてしまっている人も少なくありませんが、つらさを感じることは甘えではありません。

大切なのは、一体何に対してつらいと感じたり負担に思っているのか原因を把握して、それに対しての対処法を考えていくことです。ついつい自分を責めてしまいそうになるかもしれませんが、いくら自分を責めたとしても解決策は見つかりません。

休む時間が必要だと感じたらまずはしっかり休んで、疲れてしまった心や身体を癒やしましょう。

仕事についての悩みがあれば、抱え込まず誰かに相談することも大切。相談できる相手がいないという場合は上記でご紹介した転職エージェントなど、信頼できる機関に相談するのもおすすめです。自分にぴったり合う仕事や、職場を見つけましょう。

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